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執筆者の写真misonopia aichi

二つの絵本

ご入居者様 ご家族様  

久しぶりに新しい絵本2冊を購入しました。

神奈川県にてサポートさせていただいている湘南台ホームのため、そして、もちろん、ミソノピアホームの

ために、なることを信じて読んでいます。


『 チームビルディング 』という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 → 所属するメンバーが「自らの力を最大限に発揮しつつ」目標を達成できるようなチームをつくる取り組みを指す言葉です。


人材一人ひとりの個性や強みを尊重し、伸ばすことのできるチームビルディングは、価値観の多様化に対応する新しい手法として多くの企業などで導入されているようです。

導入することで、メンバーの成長をはじめとした、さらなる付加価値の創出にもつながっていくとのことです。


さて(^^)/

どのような絵本を購入したかというと・・・簡単にあらすじをご紹介します。


朝鮮王朝後期 「閨中七友争論記」作者不明

「閨中」とは、女性の生活部屋であり、その部屋のなかにいる「七友」とはつまり、裁縫をするのに欠かせない7つの裁縫道具のことで、これらがお互いに争うので「争論記」という作者不明のお話を、親しみやすく読みやすくしたのが、作者 イ・ヨンンギョンの絵本「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」です。

登場人物:ものさし・はさみ・針・糸・指ぬき・のしごと・ひのしが、「自分が一番だ」と言い出して騒動になります。持ち主のおくさんが、「でも、いちばんえらいのは この わたしだよ」と一喝し、おくさんに怒られた7つ道具がしょんぼり。ところが・・・おくさんは、裁縫したいのに、7つ道具がみつからず、途方に暮れて泣き出してしまうという夢を見ます。眠っているおくさんが泣いているのに驚いた道具たちは、「かわいそうだわ、おこしてあげましょう」と。夢から覚めたおくさんは、道具たちと仲直りし、一言。

「わたくしたちのなかで、だれか ひとりでも いなくなったら裁縫ができないのにね」と。


もうひとつの絵本が、「よるのあいだに・・・みんなをささえる はたらく人たち」作者ポリー・フェイバー

です。


昼のあいだ、いろんな人が仕事をしている。

朝早く、おいしい朝食を買おうと、人々がパン屋を訪れる。彼らは、電車に乗って会社に向かう。会社のビルでは、大勢の人たちがフロアを行き来して、働いている。でも実は、夜のあいだにも、いろんな人が仕事をしている。夜は道が空いていて、物が運びやすい、トラックの運転手さんが夜のあいだに小麦粉を届けてくれるから、パン屋さんは朝早くパンを焼ける。ビルの掃除をするのだって、人のいない夜のほうがやりやすい。夜のあいだに清掃員さんが掃除をしてくれているから、みんな気持ちよくフロアを使える。それから、線路の工事をしてくれる、作業員さん。電車が走っていない夜のあいだに、線路のトラブルを解決して、安全を守ってくれている。


絵本に紹介するお仕事のそれぞれが、互いに、昼のお仕事とどう関わり合っているのかということについて、さまざまな表情を見せる夜の町でゆっくりと視点を移しながらも紹介されていきます。みんなが眠りについている時間にも、途切れることなくどこかで、だれかが働いていて、そういうお仕事ひとつひとつが、人々の生活全体を支えています。


考えてみれば、当たり前だけど、自分で気づいて、思い描くのは、むずかしい。

わたくしたちに改めて、社会を見つめる目をくれる。「感謝」という言葉を想像させる作品です。


この2冊の絵本から、どのように受け止めることができるかどうか?

このことが、組織づくりにとって大切なことにつながっていくと感じています。


チームビルディングを成功させた組織では、すべてのメンバーがチームとしての目的を深く理解し、その達成に向けて一体感も持って行動できるようになると言われています。そのために、従業員に組織の将来像を強く意識できる目的で用いられることがあります。


・適材適所の人材配置 → 意思疎通を通してメンバー間の互いに理解が深まれば、一人ひとりの強みや苦手分野がはっきりと分かり、人材の配置もより的確に行えることでしょう。

・心理的安全性の確保 → メンバー間のやり取りが盛んになると、チーム内には「ここでなら何でも相談できる」という安心感が形成されます。その結果、意見交換はさらに活発になり、気づきや問題点を気軽に指摘できることで問題解決力の向上が期待できます

・組織の意欲の向上 → 自分の持つスキルを周囲が認めてくれるチームでなら、メンバーはより高い意欲で

業務に取り組めるようになり、新しいアイデアも生まれることでしょう。

結果、「誰もが実力を発揮できる環境の実現」となることでしょう。

・チームの連携強化 → 従業員同士の意思疎通が円滑なチームでは、自ずと業務における協力関係も強固なものとなっていくでしょう。こうして培われた連携は、チームの課題解決や、問題の回避に大きな効果を発揮するとのことです。



2025年 『社会福祉法人 伸こう福祉会 ミソノピア』 生まれ変わります。


社会福祉法人 伸こう福祉会 基本理念

~ たくさんのよきものを 人生の先輩たち、後輩たち、そして地域に捧ぐ ~

となっています。

ミソノピアの2025年目標として、この基本理念を掲げたいと思います。

・私たちは出会った方々に、仕事を通して「たくさんのよきもの」をささげることで、その方がより

豊かな生活を送れるように働きます。

・社会福祉法人としての私たちの使命は、地域の方々に、たくさんの「よきもの」をささげることです。

 私たちの、そして、この国の未来のために「よきもの」をつくり出してささげます。



最後に・・・社会福祉法人 伸こう福祉会の職員向け「スタッフブック」の中に、絵本が語られています。

紹介させていただきます。



伸こう福祉会という森へようこそ


大切なこと、それはあなたがどれだけ「老木」「若木」によきものをささげられたかです。


深い森の中でたくさんの動物たちがガヤガヤ何かやっています

知恵のたくさんつまったサル

幸せについてうまく話すことのできるテントウムシ

誰もが楽しいと認めるチョウ

立派なからだのゾウにはたくさんの特技があります

水を鼻いっぱい含んでシャワーの代わりが得意


動物たちの真ん中に枯れる寸前の老木が立っています

強い風が吹いたら倒れてしまうほどです


動物たちは春には一枚の若葉をつけてもらいたいと願って

「枯れてはだめ」「倒れてはだめ」などコーラスをしながら学校に通うように

この木の下にそれぞれの特技を持って毎日集まって来ているのです


老木の近くの近くで匂い立つような、小さな若葉をつけた

生まれたばかりの若木が土からひょろりと顔を出しています

老木も早く立派な木となって美しい森の一員にならなくてはなりません


綺麗な声でコマドリが「早く大きくな~れ」と歌います

強い風が吹く日には

倒れないでと熊たちが周りを囲んであげます


動物たちは古い老木が少しでも元気になること

若木がドンドン成長することをどれだけ楽しみに一生懸命働いているか


伸こう福祉会という「森」に集まって仲間たちと一緒にたくさんの良いことをささげましょう!


あなたは、

すてきな歌が唄えるコマドリかもしれません

お年寄りが安心して身を預けることができるからだの大きなクマかもしれない

とびきりおいしいお茶を入れることができるウサギかもしれない

子どもたちをやさしく守るカンガルーかもしれない


あなたらしさを活かして、ここ伸こう福祉会で

たくさんの「よきもの」を人生の先輩(老木)たちと

後輩(若木)たち、そして、地域のみなさまにささげましょう!

グループの一員としてあなたの力はとても大切

廣井 健吉12月10日



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うちの施設長

成長する瞬間

1 Kommentar


諒 牧村
諒 牧村
09. Dez.

2025年はミソノピア第2の創業年度としてさらなる飛躍をお祈りします。


私の好きな西洋の諺に「大きな木はいつも静かに笑っている」という言葉があります。

ますます「ミソノピアTREE」が大きくなりますように♪


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